【行政書士試験、合格者向け!】開業準備のワンポイントアドバイス

こんにちは。行政書士の古川久晃です。

行政書士試験に合格された方々、おめでとうございます! 試験勉強お疲れさまでした!!

行政書士試験の勉強、結構大変でしたよね?

本試験後も、択一式だけで合格点を取れた一部の優秀な方々以外は、記述式の採点結果に戦々恐々とする日々を過ごされたことと思います。

勉強を忘れて祝杯をあげているところ申し訳ありませんが、早速厳しことを言います。

もし行政書士を開業されるのであれば、勉強はここからが本当の本番です!!

休んでる暇は1日もありません!!!

行政書士の業務範囲は非常に広いです「1万種類以上の許認可、権利義務に関する書類…etc」

ですが、これら全ての実務をマスターすることは、たぶん不可能でしょう。

多くの現役行政書士の先生方のHPを見てみても、

それぞれ「何らかの専門分野」を決めて専門特化されています。

私の場合は「相続・遺言・家族信託・任意後見・内容証明・契約書」という家族法・民事関係に特化して勉強・開業準備をしました。

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行政書士として業務を受任することには、責任が伴います

「受任したけど、できませんでした。ごめんなさい」では通りません。

場合によっては損害賠償・懲戒請求されてバッジが飛んでしまうことでしょう。

なので、専門職として最低限の実務知識は、開業日までに身に付ける必要があると考えます

行政書士登録後は行政書士会の研修を受けられますが、先輩先生方の足を引っ張らない為にも、

最低限の実務知識は予習しておくのが礼儀だと思います。

前置きが長くなりましたが、行政書士を開業される方は、下記の準備に一日も早く取り組みましょう。

専門分野を1~3個決める(好き・興味ある分野)

街で一番大きな本屋に行って、各分野の実務専門書を購入する(各分野2~3冊)

きちんと内容理解しつつ、なるべく早く読破する

「勉強ばかり?他にいろいろ準備があるでしょう?」という声が聞こえてきそうですが、

私が行った開業準備(備品準備、消耗品準備、登録申請、HP作成、実務学習)の中で、

最も時間が掛ったのが実務学習でした。

私の場合は開業日までに「相続・遺言・家族信託・任意後見・内容証明・契約書」の実務専門書を18冊程度読み、更にオンラインで実務研修講座を受講しました。

「専門分野6個じゃない?」とのツッコミがあるかもですが、かなり関連性が強い分野ですので、体感としては2個(家族法関係・民事関係)といった感覚です。

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「専門分野1~3個では少なくないか?」と思う方もいるかもですが、最初はこれで十分です。

なぜなら、実務学習を進めてゆくと、面白いくらいに関連分野が次から次へと出てくるからです!

関連分野の本が追加で必要になったり、また他の分野にも興味が沸いてきたりと、次から次へと専門書を買い足して勉強を続けるという無限ループに陥って行きます。

・気が付けば、専門書・学習に払ったお金は〇十万円・・・

・開業日になっても読み切れない専門書が山積み・・・

という状況になること請け合いです! (私はこうなりました・・・)

なので、自分で決めた専門分野1~3個の学習は1日でも早く始めましょう!

高い専門性を身に付け、調和と真心を持って、社会の利便向上と権利利益の実現を成し遂げられるよう、共に勉強頑張りましょうね!

投稿者プロフィール

古川 久晃
古川 久晃
1991年12月25日生まれ:2009年に行政書士試験合格
広島生まれの広島育ち:特技・珈琲の焙煎
趣味:チェス・広島チェスサークル代表